12月3日
京都に用事がありましたので、以前から訪れたかった場所、京都の清水寺のすぐそばにある鳥辺山本壽寺様に参拝してきました。
この本壽寺様は、久遠成院日親聖人の御廟所(お墓)があるところです。
ウチのお寺の名前は日親寺。この日親とはいうまでもなく久遠成院日親聖人のことです。
日親寺は正長元年(1428年)に久遠成院日親聖人がこの地にいらっしゃったことから始まります。当寺の松原の人々は用水が少なく農作物の不作にあえいでいました。そこで日親聖人はこの地に法座を設けて湧水祈念をされたところ、法華経の力によって、霊水がこんこんと湧きだしました。それ以後、この地一帯は水に不自由することなく、「日親聖人祈りの水」と伝えられ、創設されたのが、称妙寺というお寺でした。
称妙寺はその後江戸時代まで脈々と法の燈りを点し続けましたが、明治元年に政府の方針で廃仏毀釈となり廃寺となります。
しかし、明治22年にこの松原の地一帯に疫病が流行し、死人が続出しました。そこで村人は称妙寺の跡地に小さな庵を建て、日親聖人に病魔退散の祈願をすることとなったのです。その願いは通じ、疫病の発生はなくなりました。村人達はその報恩感謝のため、お堂を建立し、さらに旧称妙寺時代のお釈迦様のお像と日親聖人のお像、他の仏像を守ってくださった一般家庭の方々がそのお像を次々に寄進され、日親堂という名前で親しまれてきました。
その後大正10年に本堂の改築、庫裏を新築。昭和23年に日親寺という名前に改称して設立し、日親聖人の霊場として法燈を高揚し、現在に至るわけです。
日親聖人の御廟所の前で一読させていただき、ご回向申し上げました。南無日親聖人大慈大悲御報恩謝徳。
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以下は日親寺歳末施餓鬼法要のお知らせです。
令和6年12月15日(日)
11時00分より 法要
上記の日程で日親寺歳末施餓鬼法要を執り行います。
昨年より別のお寺のお上人をお招きして法話をいただいておりますが、今年は長崎市昭徳寺の森光寛上人にお願いをしております。(先日お会式の法話で逆にお招きいただきました)
森上人の熱意溢れるお話しを是非お聞きください。
※当日の受付は非常に混雑しますので、余裕を持ってお詣り下さい。
※お塔婆は事前にお申込み下さい。
~~当日の流れ~~
10:00~ 受付開始(受付後、早く来られた方より位牌堂や納骨堂・お墓にお詣りされます)余裕を持った時間に起こし下さい)
11:00~ 歳末施餓鬼法要(お経本をお持ちいただき、一緒に読誦をお願いします。お持ちでない方は入口に貸し出し用のお経本があります。)
12:00頃~ 昭徳寺森光寛上人の法話
12:50頃~ お斎(おとき)昼食(皆さん一緒に頂きましょう!)
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〒857-0132 長崎県 佐世保市松原町397 日親寺
℡0956-49-3861
日親寺公式ホームページ
日親寺ブログ
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